Answer



  盲導犬が道に迷うことはありません。   迷うのは「使用者」です。 (まちがうことはありますけど)
  盲導犬は、私たちの行き先を知って連れて行ってくれるわけではありません。   道が分かれていれば立ち止まって指示を待ちます。   人や車や自転車など、危険と思われるところは避けたり立ち止まったりして教えてくれます。   出入口や階段や駅の改札なども指示すればそれ(らしき)ものを探してくれます。
先ほど(まちがう)と書きましたが、ちょっと語弊がありましたので訂正しますね。
例えば「ドア」を探すよう指示したとします。   ドアといってもドアノブや引き戸の取っ手など様々ですよね。   そんな中からドアらしきものを見つけて鼻先で教えてくれます。     それが指示したドアかを確認するのは使用者です。

  ですから、どんなに優秀な盲導犬であっても、使用者が目的地までの道順を知らなかったり、盲導犬の使い方を知らなければ盲導犬との単独歩行は難しいです。

  ちなみに、盲導犬とは、 生後2カ月から1年間パピーウォーカーの家で育てられ、 協会へ戻り、4〜6カ月 盲導犬としての訓練を受け、訓練に合格した犬だけが 盲導犬を希望する盲人との訓練に入ります。
そのために私たち使用者は、盲導犬を使うための4週間の盲導犬との合宿訓練をします。

ここで、犬を使いこなせないと判断されると盲導犬の使用者にはなれないのです。

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