Answer


  電車の場合は、 線路側に向かって立ち、電車が入るのを待ちます。   乗車口の開く音を確認したら向かって右側の乗車口を探させます。 (左側では使用者がホームの端を歩くことになり、ホームを踏み外す危険があるからです。)  乗車口らしき空間を見つけたら、使用者が自分の足で足元に床があるかを確認して盲導犬と一緒に乗り込みます。
ここで知っておいてほしいことがあるのですが、順番を無視しているように見えることがありますが、 これは、決して順番を無視して人を押しのけてまで先に乗ろうとしているわけではありません。   乗車口を確認したいだけなんです。
以前、新幹線に乗ろうとした盲導犬使用者を、 「障碍者を傘に着て順番を無視して乗るのは非常識だ」と衆人環視の中で罵倒した方がいました。   これを取り上げたどこかの新聞社も、その障碍者を非難した記事があったように記憶しています
盲人には列における自分の位置も乗車口までの距離もわかりません。 ドアの開く音で乗車口の検討をつけるだけです。
こんな時に「お手伝いしましょうか」なんて声をかけられたら、涙が出るほどうれしいです。   (余談でした)

  座席に座るときは、浅く掛け、邪魔にならないよう座席と足の間にふせさせます。   この時シッポを踏まれないように、使用者の足でシッポを確保します。   立っているときは、できるだけ使用者のそばに寄せ、お座りをさせるかじゃまにならないようにふせさせます。   もちろん、シッポの確保は忘れずに!です。
車に乗るときは、盲導犬と一緒に後部座席に乗ります (タクシーや知人の車など)。   もちろん、盲導犬はハーネスをしたまま足もとにふせさせます。  車内が狭い場合は、ハーネスを外して乗せることもありますが、   けっして座席には乗せません。
  (但し、自家用車両の場合はその限りではありません。)

(豆知識の雑学でーす)
日本で初めて盲導犬の同乗を認めてくれたのは、なんとなんと航空会社なんだそうです よ。
鉄道は、盲導犬をゲージに入れて貨車で運んだそうですので、 離れるのは嫌だと盲導犬と一緒に貨車に乗ったユーザーさんもいたとかいなかったとか…

戻る